職場いじめが起こるような職場では、気苦労が絶えないような雰囲気だったりします。加えて、風通しが悪く意見を言いにくい環境の為、パワハラや職場内でいじめがあったときでも周りは見て見ぬふりという状態になることが多いです。
実際、周りが見て見ぬふりする環境になるかどうかは、上司の人間性によるところが大きいので、相手や環境を変える事は困難を極めます。
そこで、この記事では実体験をベースに、周りが見て見ぬふりの環境でどのようなアクションを起こしたのか、その結果どうしたのかについて解説していきます。
この記事をお読みになる事で、「周りが見て見ぬふり」の環境ではどう対処するのがベストなのかがわかるようになります。
周りが見て見ぬふりの環境→抜け出す事をおススメする理由
下記に会社を抜け出すために取った実体験を挙げていますが、毎日毎日自分が否定されている気持ちになるので、自己肯定感が下がります。また、実際に同僚で命を絶とうとした人もいます。
いくら生活の為とはいえ、心が病んでしまっては生きがいも見いだせなくなります。私は鬱になったので、いっとき産業医のお世話になった事もありますが、その産業医が人事の悪口を言っていたほどなので、よっぽどだと思いました!
そういう人がいても、我関せずな態度を貫く会社の姿勢には、首をかしげたくなります。だからこそ、そんな劣悪な環境は抜け出した方が良いといいたくなるわけです!
職場いじめについて、なぜ周りが見て見ぬふりをするのか?
一番の理由は、上司の性格によることが多いです(苦笑)。厳しくすることが当たり前で、部下が意見するなど言語道断だと考えているタイプが責任者だと手に負えません・・・
時代は令和のいま、ウソのようなホントの話ですが、そういうタイプの上司は業績にしか関心がない傾向にありますので、情に訴えたところで「だから何?」と突っぱねられるのがオチです。
いわゆる「クラッシャー上司」というやつです。
ゆえに、周りの同僚たちも「この上司には何を言っても無駄だ」と諦めの気持ちでいるから「見て見ぬふり」の状態になってしまうんです。
私も、かつて働いていた職場で上記のようなタイプの上司ともめて嫌がらせを受けたことがありますが、シーンとした雰囲気で、まるで葬式みたいな雰囲気で生きた心地がしなかった。
全く味方になってくれる人がいなかったわけではありませんが、味方をすると自分も被害を被る恐れが高いから何もできなかったというのが正解なのかなと。
ですから、見て見ぬふりしている人達全員がドライなわけではなく、上司のさじ加減で自分の立場を悪くするリスクを避けたいからそうするしかないんです。悲しいですけど・・・
上司からどんな嫌がらせを受けて見て見ぬふりされていた?
私は、営業職でしたが、上司と口論になってもめた結果、まずボーナスの査定を下げられ、実際に20万ほどカットされただけではなく、営業とは関係のない職種(雑用)に変えられて監視されるような日々を送りました。
また、テレアポが得意だったのですが、他の営業マンの新規開拓先のアポを取るようにと屈辱的なことをさせられていました。
そんな様子を周りに見られていたので、「陰で笑われているのかな?」といった嫌な気持ちにもなりましたね(苦笑)
さすがに私も我慢の限度を超える嫌がらせだったので、しびれを切らせて人事にも抗議しましたし、弁護士にも相談に行くほど悩んでました(苦笑)
本来であれば、会社には社員の安全を考慮する「安全配慮義務」があるのですが・・・
会社には、パワハラやセクハラが起きた時には、従業員を守るために「安全配慮義務」というものがあります。それを怠ると、仮に裁判になったときには会社の責任を問われるケースもあります。
本来であれば、会社は従業員の生活を守り、働きやすい環境にすべく働きかける努力が求められるのですが、パワハラが起こるような環境では他責思考が強く、保身に走る事が多いので期待するのは徒労に終わることが多いです(苦笑)
私が周りが見て見ぬふりの状況を変える為に取った行動と、その結果どうなったのか?
私の場合は、まず人事に掛け合いました。そして、パワハラをしてくる上司を処分して欲しいと懇願しました。いっときは「職場の陰湿な風土は根絶する」と思わせぶりな事を言われましたが、結局のところは逆に「不満があるならお前が会社を辞めろ」と言われる始末。
その他、職場の環境や部下の上司に対する接し方について、自分で意見をまとめたものをメールと口頭で発信しました。
しかし、状況が良くなることは全く期待できず。結局は、人事にも上司にも嫌われたため、圧力をかけられて嫌がらせもエスカレートしていき、退職せざるを得なくなりました。
会社に対して色々と働きかけたにもかかわらず、何も変わらないどころかパワハラなどの嫌がらせがエスカレートしていったので、人間不信と絶望からうつを患ってしまいます。
そのため、いったん休職をとって療養することに専念しました。
転職活動というのは、エネルギーの消費が激しく、特に面接のときの緊張感の高さは今でも忘れられません。ですから、メンタルの回復を図るのはとても大切なことでした。
【さいごに】職場いじめを見て見ぬするふりする環境は、今すぐ離れたほうが良い!
実体験からも言える事ですが、上司の圧力が凄すぎて雰囲気の悪い環境は、どんなに働きかけをしても何も変わりません。人事ともグルだったりします。
そして、改善を求めるのであれば、危険因子としてしかみなされないので打つ手なしです。残念ながらドラマのように勧善懲悪な世界ではありません。
ですから、環境を変えるべく転職活動に備えてスキルを身に着けるべくスクールに通ったり、人材紹介会社に登録して転職に関する情報を集める事を強くおススメします!
人材紹介会社に関する情報は、別途ご案内しますので暫くお待ちください。