- 職場いじめに対して効果的な仕返しの仕方
- 職場いじめに対してやってはいけない仕返しの仕方
ここ数年の間、パワハラによって悲しいことに命を絶ってしまったというニュースが事欠かないような気がします。
実際、私も上司や人事のパワハラに苦しんできた立場なので、他人事とは思えません。まだ私の場合は度が過ぎる職場のいじめに対して「許せない」と思い、結果はどうであれ行動を起こす事ができただけまだマシなほうかもしれません。
ですが、なかには「耐えるしかない」と思って、職場に対して意見する事や行動を起こす事に対してなかなか勇気が持てない方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、職場でいじめに対して効果的な仕返しの仕方とNGなやり方について解説していきます。
行動を起こすと言っても、意見する事や然るべきところに相談することだけではありません。スキルを身に着ける事や、環境を変えるべく転職活動をすることだって行動のひとつです!
この記事をお読みになることで、行動を起こすことに躊躇しているあなたの背中を押すきっかけになりましたら幸いです!
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職場いじめが許せない!効果的な仕返しの仕方4選
ここからは、職場の上司のパワハラや、同僚による足の引っ張り合いなどによって、「許せない!」と思った時に取るべき行動を解説していきます。
人事や上司に相談
パワハラを受けると、精神的に参ってしまったり、怒りがあふれ出てくることがあります。上司や人事に相談する場合は私の失敗談からも言える事ですが、なるべく落ち着いた状態で話をすることをおすすめします。
仮にあなたにとって納得のいかない答えしか得られなかったとしても、落ち着いた状態で話をすることで、揉めるようなことなど状況を悪くするリスクは防げるのかなと思います。
以下、私の失敗談になります。
上司からのパワハラを受けて相談したのは人事でした。相談するにあたり、事前に上司から言われたイヤミは暴言を録音するためにICレコーダーをポケットに仕込んでおきました。
今は、わざわざICレコーダーを買わずとも、スマホに録音機能がついていることが多いので、特に買う必要はないかと思います。
その録音したデータと、上司や同僚からされてきたことを時系列にまとめ、提出しました。(私はワードに箇条書きで時系列順にできるだけ詳細にまとめていました。)
良識的な人事であれば、適切な対応を取ってくれるとは思いますが、私の場合は運が悪く逆に、
人事
- 「会社に不満があるなら辞めろ」
- 「訴えるつもりならとことん君と争うよ」
と言う感じで挑発的な態度を取られたうえに、加害者たちに何か処分してくれるわけでもなく、寧ろうやむやにされたので、怒りから内部告発をした結果、嫌がらせがエスカレートしました。
ということで、私の場合は残念な結果になりましたが、人事に相談する場合も会社の雰囲気によるのかなと思います。
とはいえ、本来は職場の働く環境を整えたり、社員の不安を取り除くのは人事の仕事なので、真っ先に相談する場合は人事が良いです!
しかし、私のケースのように必ずしも人事が良識的ではない場合もありますので、その場合は下記にてご案内しています法テラスや弁護士に相談する、または転職を視野に入れて動いてください。
法テラスに相談
次に相談したのは、法テラスと弁護士でした。法テラスというのは国の相談機関で、パワハラの悩み相談の窓口というよりは、相談者から話を聞いて適切な窓口(パワハラの場合は弁護士)を紹介してくれるところです。
相談自体は無料なので、試しに相談してみるのは良いかと思います。事務所も、日本全国にあるようなので身近に感じられるサービスでもあります!
ちなみに、法テラスのウェブサイトは下記になります。
電話での相談も受け付けています。電話番号は、0570-078374です。
※ただし、通話料が固定電話からは全国一律で3分9.35円(税込)かかりますのでご注意ください。
ちなみに、私は外回りで外出する際にホワイトボードにさりげなく「法テラス」や「法律事務所の名前」を書いたり、労働問題に関する本を目のつくところに置いていたところ、何気にパワハラ上司はそれをチェックしていることもあったので、地味に効果があったのかなと思います(笑)
弁護士に相談
法テラスに相談した後、次に弁護士に相談しました。弁護士に相談するとなると、30分で数千円程度の相談料を支払う事になりますが、初回は無料で実施していることが多いので、気兼ねなく悩みを打ち明ける事ができます!
その際に、弁護士からも具体的な話を求められるので、事前にわかりやすく簡潔にまとめておくと話もスムーズに進むと思いますので、上にも書いたようにやっておきましょう!
ただし、注意点があります。話が進み、裁判を行うことを決意した場合は、かなりお金や年単位での時間がかかる見込みが高いですし、仮にパワハラで裁判を起こして勝訴できたとしても、過去の判決事例からも100万円以下のケースが多いです。
ですから、裁判にかかる費用や時間を天秤にかけて、それでも意思は固まっているというのであれば、裁判するのもひとつでしょう。
現在は労働審判という、3か月の短期間で決着がつけられる制度もありますが、主に不当に解雇されたときに使う制度なので、パワハラを受けたことによる精神的苦痛を訴える為には利用出来ない模様。
よって、考え方によっては転職活動に力を入れたほうが現実的な場合もあるでしょうから、よほど経済力と時間を気にしないという方以外には残念ながらおススメできないです。
私自身も、実際に裁判や労働審判を視野にいれましたが、上記の理由によって断念しています。しかし、「弁護士に相談します」「然るべき機関に相談します」と言うとたじろぐ場合もあるので、切り札になる可能性は高いです!
転職エージェント(人材紹介会社)に相談し、転職を視野にいれる
正直なところ、これが最も無難な方法ではないでしょうか?個人的にも利用経験がありますし、感触的にも転職サイトを利用するよりも優良な求人を紹介してもらえるケースもあります。
登録は無料ですし、面接のセッティングも転職エージェントのほうで対応してくれるので、在職しながらの転職活動を考えている方には特に効率的に利用できますよ!
その他、
- 職務経歴書、履歴書の添削
- 模擬面接の実施
なども対応してくれるので、転職を視野に入れるあなたにとって心強い味方になるはずです!詳しくは、この記事の下の「関連記事」の項目のところにリンクを貼っているので、宜しければ参考にしてみてください^^
【職場いじめ】間違った仕返しの仕方
暴力でやり返す事
職場でいじめを受けていると、仕返しをしたい、相手を同じ目に合わせてやりたい、そう思うことは当然のことです。
しかし、現実には職場でいじめを受けても、仕返しをせずに我慢してしまう人が多いようです。ずっと我慢を続けているとストレスがたまり、我慢の限界を超えてしまうこともあるでしょう。ただし、間違った仕返しの仕方をすると、あなたが不利になる場合があります。今回は、職場でいじめにあったときの間違った仕返しの仕方について解説します。
まず、暴力でやり返すことは間違った仕返しの方法です。いじめはする側に非がある場合がほとんどですが、暴力で仕返しをしてしまうと、あなたが加害者になってしまいます。最悪の場合、暴行罪や傷害罪に問われることになります。
具体的に暴行罪に問われるのは以下のケースです。
- 身体を殴る、蹴るなどの暴力をふるう
- 武器を使って相手を攻撃する
- 物を投げつける
- 水や液体などをかける
仮に投げた物や水が相手に命中しなくても、暴行罪に問われます。また、相手がケアをした場合には傷害罪に問われます。脅すつもりで投げた物が命中して相手がケガを負ったら傷害罪になってしまいます。
ずっと陰湿ないじめに耐え続けていたのに、カッとなって暴力をふるってしまうと、一気に立場が逆転し、あなたが加害者になってしまいます。逮捕されて罪にも問われると、あなたの人生にも大きな影響を与えます。嫌な相手のために、人生を狂わされるなんて、わりに合わないですよね。暴力で仕返しをしないように充分に注意しましょう。
感情的になる事
次に、感情的になることも間違った仕返しの仕方です。人間は感情的な生き物なので、高圧的な態度や過度ないじめに対して怒りを覚える事があります。私の失敗談ですが、会社や上司のいじめに対してうだつの上がらない態度に対してヒートアップしてしまい、いたちごっこのような状況になってしまったことがあります。
感情的に言い返すことは、いじめが解決しないだけでなく、いじめや嫌がらせを助長する可能性もありますので注意しましょう。
とくに、いじめをするような傲慢で高圧的なタイプの上司は、プライドが人一倍高く、また非常に劣等感も強いのです。自分より立場の低い部下に言い返されたことで、プライドが傷つき、さらにいじめがエスカレートする可能性が高いです。いじめることで、自分の方が強い立場であることを示そうとするからです。
ですから、「ムカつく」という感情をいったん抑えつつも、証拠を集めて法的手段に出る事や転職活動を進めて環境を変える事に気持ちをシフトしたほうが、当事者同士で揉める事よりも解決の糸口が見えてきます!
もちろん、法的手段についてもケースによっては時間とお金を浪費してしまう可能性もありますので、そこは専門家と相談して判断していきましょう。
現実の世界は、残念ながらドラマの様に勧善懲悪とはいきませんので、(言葉は悪いですが)立場の弱い者なりの戦い方をしたほうが得策です!
さいごに
自分の過去を振り返ってみると、パワハラなどが改善される見込みがあるのであれば、人事に相談して動いてくれる可能性はあるでしょうけど、私の場合はその見込みがなく、残念な結果に終わりました。
時間は有限ですし、改善される兆しが見られない職場にいても、ストレスで心が壊れるリスクだって考えられます。実際に私は心が壊れて鬱病を患いましたので、とても辛かったです・・・
ですから、辛いかもしれませんが「環境を変える」ことに意識を集中させて、在職中に転職活動するか、あまりにひどい場合は休職をしてその間に情報を集めた後に元気になってから転職活動を行うことをおススメします。
くどいようですが、パワハラがあって改善されない環境は、ずっとそのままです。その結果なのかどうかはわかりませんが、以前いた職場は業務が縮小していき、同業他社に買収されていました。
加えて、あるSNSでたまたま発見したのですが、当時の上司は会社を辞めていました!どうやら2年近く無職期間があり、加えて1年半ごとの期間で転職を4回くらいしていることも判明。
感情的にならずとも、暴力的な事をしなくても、「因果応報」ってあるんだなと思うことがあったので、人生捨てたもんじゃありませんよ(笑)
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